昇級、昇段試験の結果、ついに初級になった若者がいます。
幼稚園から始め約10年で初段になりました。
ようこそ、黒帯の世界へ |
いつの間にか私より背が高くなり、可愛げもなくなり、声変りをし、高校受験に合格し、今は高校生になるまでの楽しい時間を過ごしているようです。
受験勉強をしながら彼は稽古に通い続けていました。
本当に「エライ!」としか言いようがありません。
私の経験上、受験まで勉強ばかりせず、よく遊び、汗をかくことが大切だ!とは考えているものの、当の受験生にとってはやはり不安なことだったでしょう。
昨年の福岡での全国大会。大会後、受験組に大宰府でお守りをGET。
(受かってほっとしてます。。。)
そして先日の昇段試験で見事ブラックベルトを手に入れました。
昨日の稽古ではピカピカの黒帯披露となりました。
黒帯の意味
なぜ初段から黒色なのかと言いますと、その理由は黒の生地は他の色に染めようにも染め替えることが中々難しいことからきています。そこから、黒色が何事にも染まらない強い意志・信念を象徴する色となり、一定のレベルに達したときに黒帯が与えられるようになりました。なるほど。これからが本格的な修行なのですね。
そのレベルとは武道の基礎ができ、強い意志も育ち、武道の本格的な修練の端緒についても問題ないと判断されたときに初めて黒色を締めることが許されるわけです。初段を取ることにより初めて武道の究極の目的である、主体性の確立・不動心・無念無想の境地の本格的な修行が始まるということを帯は示唆しています。
私も頑張らねば!
以上